12月に入って寒さもそろそろ本番になってきました。
この時期、急に刺激を感じたり、かゆみが気になり始めて、化粧品の切り替えを考える方も多いのではないでしょうか。
では、なぜ冬場は肌のかゆみがおこりやすいのでしょうか?
詳しくお話をしていきます。
冬場に肌のかゆみが起こりやすい原因
なぜ、冬場に肌のかゆみがおこりやすいのかと言うと、その大きな原因は「肌の乾燥」にあります。
肌の表面はわずか0.01~0.03mmのごく薄い角質層で覆われていて、肌を様々な刺激から守る働きをしています。
角質層が十分に潤っていれば、キメ細かく整然と並んで隙間なく肌表面を覆うことができるので、アレルギー原因物質や、擦れなどの外部の刺激から、肌を守ることができます。
しかし、角質層の水分が奪われてしまうと、乾燥して反りかえったり、めくれあがったり・・・
隙間だらけの角質層は、もはやバリアとしての機能を果たすことができなくなり、ちょっとした刺激でも、かゆくなったり、赤くなったりしてしまいます。
冬場は空気が乾燥しているうえに、暖房やホットカーペットの使用で、どんどん部屋の湿度が下がってしまいがちです。この季節特有のかゆみは、「乾燥」が原因だったんですね。
肌を乾燥させない対策としては、やはり加湿器を併用して、部屋の湿度を50~60%程度に保つこと。
もし、加湿器がなくても、濡れたタオルを室内に干したり、洗濯物を室内に入れたりしても効果的ですよ!
洗顔のアイテムや洗い方も、この季節に合わせて見直す必要があります。
おすすめの洗顔アイテム
私自身、乾燥肌・敏感肌に長年悩まされてきましたので、この時期おすすめの洗顔アイテムをご紹介します。
クレンジングを乳液またはクリ―ムタイプに変える
角質層とともに肌を守る重要な役割をしているのが、「皮脂」です。
油分は油分どうしとなじみやすい性質があるので、オイルタイプのクレンジングは、素早く肌の皮脂汚れとなじみ、すっきり落としてくれるメリットがあります。
その反面、肌を保護するために必要な皮脂まで落としすぎてしまいやすく、乾燥の気になるこの時期には不向きです。
乳液やクリームタイプのクレンジングは、油分の割合がオイルタイプに比べて少ないので、必要な皮脂まで落としすぎてしまう心配がありません。
また、保湿成分の割合が多く含まれていますので、落としたあとにすぐに角質層に潤いを与えて保護する効果が期待できます。
洗顔をフォーム(泡)タイプのものに変える。
角質層がめくれあがり、荒れた状態の肌には、なるべく擦れの刺激をおさえた洗顔をしてあげる必要があります。
きめ細かいなめらかで弾力のある泡を作り、なでるように洗うのが理想ですが、石鹸や洗顔フォームでこのような泡の状態を作るのには、かなりのテクニックが必要です。
そこで、手軽に理想の泡をつくることができる、フォームタイプの洗顔料をおすすめします。
泡の弾力が大きいので、直接肌に手を触れなくても、泡を転がすような感じで洗えて、刺激をおさえることができます。
それから、冬場はついつい熱いお湯で洗いがちですが、熱いお湯ほど肌の皮脂を奪いやすいので、40℃前後のお湯で洗うよう、心がけてくださいね。
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