化粧品で肌がピリピリする時|知覚過敏?アレルギーかも?

肌荒れについて

新しい化粧品を初めて試した時に、「ピリピリ」っとした刺激を感じて、この化粧品は自分の肌に合わないのかな?と感じたことはありませんか。

これまで使っていた化粧品でも、季節の変わり目、体調や肌の状態が良くない時などは、突然、「ピリピリ」感が気になりだすこともありますよね。

こんな時、その化粧品を使い続けて良いのか、他のものに切り替えた方が良いのか、それとも化粧品自体の使用をやめた方が良いのか・・・迷ってしまいますよね。

すぐに使用をやめた方が良い場合と、使い続けてもかまわない場合がありますので、判断のポイントをご紹介します。

なぜ化粧品でピリピリ感じるのか?

では、そもそも、化粧品を使うと肌が「ピリピリ」感じるのはなぜなのでしょうか。

肌は、表面側から、角質層~表皮~真皮、の3つの層で構成されています。

鍋など熱いものを触った時にいち早く「熱い」と感知して、危険を知らせてくれる役割をしているものに、神経細胞があります。

皮膚が「ピリピリ」とした刺激を感じるのも、この神経細胞が働いているのですが、特に、「求心性C繊維」という神経細胞がその役割をしています。

この「求心性C繊維」は、通常は真皮の層にあるのですが、肌の状態によっては、神経線維が延びてしまい、表皮の層まで達していることがあります。

いわゆる知覚過敏の状態ですね。

一方、肌は最も外側にある角質層によって、外部の刺激から守られています。

角質層がたっぷりと水分を含んで、精密に隙間なく並んでいる肌では、アレルゲンなどの侵入から肌を守ることができます。

しかし、乾燥して角質層がめくれあがり、キメの荒れた状態の肌からは、容易に刺激物質が肌に侵入してしまうのです。

化粧品を使って肌がピリピリ感じる時は、肌が乾燥してバリア機能が働いていないこと、季節の変わり目などで一時的に神経が過敏になっていること、が考えられます。

化粧品には、肌に効果のある成分が豊富に含まれていますので、そのうちの何かの成分にアレルギー反応をおこしている可能性もあります。

最近の化粧品では、粒子のナノ化、カプセル化など、肌の奥まで浸透させて効果を高める技術が進んでいますので、刺激を感じやすい方が増えているようです。

ピリピリした時の対処法

 

では、「ピリピリ」した時、どのように対処したら良いでしょうか。

しばらくするとおさまる時

一時的に刺激を感じやすい肌になっている可能性があります。

セラミドを配合した、角質層の剥がれを修復する効果の期待できる化粧品などを併用し、しばらく様子をみます。

しばらくしてもおさまらず、赤みやかゆみを伴う時

その化粧品の何らかの成分に、アレルギーをおこしている可能性があります。アレルギーは、花粉症などと同様で、一度発症するとなかなか治癒しません。使用をただちに中止しましょう。

美容成分の少ない、保湿成分のみのシンプルな化粧品に切り替えてしばらく様子をみます。

それでもおさまらない時は、皮膚科を受診しましょう。使用した化粧品の配合成分を書きとめておくと、アレルゲンが特定できることもありますので、記録しておくことをおすすめします。

「ピリピリ」は効いている証拠、という考え方もありますが、自分自身の肌の調子、肌の反応を確認しながら、上手く取り入れていきたいですね!

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