美肌をもたらしてくれるという「コラーゲン」。
コラーゲン高配合、高浸透コラーゲン、高機能コラーゲンなど、コラーゲンの特徴をうたった化粧品や美容食品が多く出ています。
事実、コラーゲンをとると肌がきれいになったと感じたり、コラーゲンをとりつづけている人が、10歳も若く見える肌だったり。
効果を実感している方が多いからこそ、飛ぶように売れているのでしょう。
でも、コラーゲンはそんなに万能なのでしょうか。
コラーゲンさえたくさんとっていれば、美肌は保てるのでしょうか。
では、コラーゲンと一緒にとっておきたい成分について、ご紹介します。
ビタミンC
コラーゲンは、そのまま吸収されるわけではなく、一度アミノ酸まで
分解されたあと、体内で再合成されます。
再合成の時になくてはならなのが、ビタミンCです。
通常、コラーゲンは3本が絡み合った、三重のらせん形状をしています。
合成されたばかりのコラーゲンは1本だけで存在しているのですが、ビタミンCで修飾されることによって、3本がしっかりと結びつきます。
ビタミンCはサプリメントも多く出ていますが、毎日の食品でとることも十分可能です。イチゴやレモンなどの果実に多く含まれる印象を持たれていますが、実は緑茶にはその4倍ものビタミンCが含まれているそうです。
ビタミンCは環境やストレスで破壊されやすく、また、一度にたくさん摂取しても、水溶性なので体外にでてしまうと言われています。
継続的に必要量を補給していくとり方が大切なので、毎日飲める緑茶は、有効なビタミンCの摂取方法ではないでしょうか。
線維芽細胞を促進させる成分
肌のハリのもとはコラーゲン、と思われがちですが、実はエラスチンという物質も関わっています。
コラーゲンは線維状をしていて、絡み合うことでネットのような構造をつくり、これが肌の弾力を生み出しています。
このネット構造をしっかり縛って固定するのが「エラスチン」です。
エラスチンも、コラーゲンと同様、年齢とともに産生する力が衰えてきます。
コラーゲンとエラスチンの産生に関わっているのが「線維芽細胞」です。
線維芽細胞を活性化させる効果のある成分を一緒にとるのが有効です。
このような効果の期待できる成分として、大豆など直物から抽出されたエキスなど、多数の成分があります。
タンパク質
せっかく新しいコラーゲンが作られても、古いコラーゲンが排出されずに居座り続けると、ハリのある肌にはなりません。
古いコラーゲンは、ところどころ短くなって切れていたり、不規則に結びついてガチガチに固まっていたりして、肌を支える役割を果たすことができないのです。
古いコラーゲンの代謝を促し、コラーゲンの生まれ変わりをサポートするのは、毎日の食事でバランスよくタンパク質をとることです。
コラーゲンの量や機能だけでなく、その他のコラーゲン作りをサポートしてくれる成分にも注目しながら、選んでいきたいですね。
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