肌に効果なし?コラーゲン鍋の女子会|バランスよくタンパク質をとろう

コラーゲンについて

クリスマス、忘年会、新年会と、飲み会に忙しいシーズン到来。
寒さも厳しくなってきたこの季節、特に、女子会で人気を集めているのが、コラーゲン鍋。

「コラーゲン鍋食べて、お肌プルプルになりに行こうよ!」
というのは、もはや定番の合言葉になりつつありますよね?

ですが、このブームに水をさすような噂を最近よく耳にします。
「コラーゲン鍋を食べても肌に効果はない。」
「食べたコラーゲンは肌のコラーゲンにはならない。」など。

本当のところは、どうなのでしょうか。

コラーゲンを摂取すると体内のコラーゲンが増える?

コラーゲンを多く含む食品としては、フカヒレ、豚足、鳥皮、手羽先などがあります。プルプルした食感が特徴的で、なんとなく、肌にも良さそうな印象がありますよね?

コラーゲンを食事で摂ると、いったんアミノ酸という小さい単位に分解されます。コラーゲンのままでは、大きすぎて吸収できませんので、一度小さくしてから吸収されるというわけです。

このアミノ酸が再び、望み通り、お肌のコラーゲンになってくれるのか?というと、残念ながらそうではありません。

アミノ酸がどのように並んでつながるかで、どのタンパク質になるのかが決まるのですが、これは、DNAの遺伝子情報によって左右されるというのが定説のようです。

つまり、コラーゲンをたくさんとったからといって、肌の中でコラーゲンがたくさん作られるようになるという訳ではないのです。

効果的に体内でコラーゲンを作りたい!

では、効果的にコラーゲンをつくるにはどうしたら良いのでしょうか。
それは、バランスよく、食事で他のタンパク質を摂ることです!

一般的に、人間の体は、体内で不足してタンパク質があれば、それをまず優先的に作り、生命を維持しようと働きます。

体の様々な臓器を作っているのがタンパク質です。全体的にタンパク質が不足していて不健康な状態であれば、せっかくコラーゲンをとっても、他のタンパク質として使われることになってしまいます。

実は、タンパク質は、コラーゲンの生まれ変わりにも役立ってるそうです。
コラーゲンは他の細胞と同様、新陳代謝をして生まれ変わります。

古いコラーゲンは構造が崩れていて、肌を支えることができません。
新しいコラーゲンをどんどん作り、古いコラーゲンをきちんと排出することが、肌のハリアップにつながるのです。

過剰にコラーゲンだけを摂取するのはNG!

また、コラーゲンだけを過剰にとることは逆効果です!

アミノ酸には、「必須アミノ酸」と「非必須アミノ酸」があります。
体内で作ることができず、食べて摂る必要があるのが「必須アミノ酸」。

コラーゲンを構成している主なアミノ酸は「グリシン」「プロリン」で、両方とも「非必須アミノ酸」に分類されます。

コラーゲンは必須アミノ酸の含有量が少ないので、栄養面で考えると、こればかりとっては偏りがでてしまいます。

とはいえ、コラーゲン鍋を食べると、錯覚かもしませんが肌がツルツル、プルプルになったような気がするのも事実。

他の栄養もきちんととりながら、たまには女同士でコラーゲン三昧するのも良いかもしれませんね!

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