肌に良い成分は何?と聞かれると、最初に思い浮かぶのは「コラーゲン」でしょうか?
ですが、こんな話を最近よく耳にしますよね?
「コラーゲンなんてただのアミノ酸になるだけ、肌に効果はない」
事実、いくらフカヒレを食べても、コラーゲンドリンクを飲んでも、消化吸収の過程で、
アミノ酸という小さい単位に分解されます。
その後、体内で吸収されて、再びコラーゲンになる可能性もあります。
しかし、コラーゲン以外のタンパク質に生まれ変わってしまう可能性が大きいのです。
そうだとしたら、「コラーゲン」をとるよりも「アミノ酸」をとった方が良いのでは?
実は、アミノ酸には、肌や体にたくさんの効果をもたらしてくれる力があるのです!
肌をうるおす
もともと、肌細胞は水分を保つようにできています。この保湿をになっているのが「NMF」
天然保湿因子と呼ばれているもので、主成分はアミノ酸です。
NMFは「セリン」「プロリン」「アルギニン」などのアミノ酸からできています。
お肌の最も外側にある「角質層」に存在していて、肌をうるおしてくれる役割をしています。
肌の生まれ変わりを促進させる
角質層のさらに奥に、「表皮層」があります。
ここには、「アルギニン」「セリン」「システイン」などのアミノ酸が存在しています。
これらのアミノ酸は、肌の代謝を促す働きがあります。
肌の細胞は、健康な肌では約28日周期で生まれ変わっていると言われています。
しかし、年齢とともにターンオーバーが低下し、古い細胞が排出されずに滞ってしまうのです。
アミノ酸を補給することで、肌が規則正しく生まれ変わることが期待できます。
コラーゲンをつくり、ハリを与える
アミノ酸のうち、「アルギニン」「プロリン」はコラーゲンの主成分です。
コラーゲンは、表皮層のさらに奥にある「真皮層」というところにあります。
コラーゲンは繊維状をしていて、これらが絡み合うことでネット構造を作っています。
この構造が肌を支えるクッションとなって、肌にハリを生み出しています。
髪をキレイにする
髪の毛の成分のうち、実に8割を占めているのがアミノ酸です。
肌と同様、髪にうるおいを与えて、ツヤツヤにするのも、アミノ酸の働きです。
ですが、ドライヤーやシャンプーのしすぎなどでアミノ酸が流れ出てしまうと、
髪のダメージにつながってしまいます。
髪が生えている土台である地肌の健康も、髪の美しさに影響を及ぼします。
地肌を構成してうるおいを保つのもアミノ酸なので、アミノ酸を補給すれば、
肌も髪をキレイになることが期待できるでしょう。
こうして見てみると、私たちの体は「アミノ酸」でできているといっても過言ではありません!
コラーゲンをとるのも良いですが、いろんなアミノ酸をバランスよく取り入れることで、
健康で美しい肌を目指したいですね。
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